みなさまいかがお過ごしですか?
院長のかじたです。

肌寒さから始まった4月も、
最近では20度を越えるなど、
だんだんと暖かくなって参りました。
梶田医院のご近所に咲いていた桜は、
青々とした葉桜になりましたが、
少し先の通りに、今度は
八重桜が力強く咲いているのを
見かけるようになりました。
大変過ごしやすく、心地の良い季節ですね。

そんな心地良い季節が終わると
次にくるのは梅雨です。
そんな中気を付けていただきたいのが
「カビ」です。

 

 

 

 

 

 

カビが繁殖しやすい環境というのは湿度70%以上、気温25度~30度です。
雨が続けば
室内干しも増えると思います。
それが、
カビにとって好条件になっていきます。

増えたカビは空気中に胞子を撒き散らし、その胞子を吸い込むとアレルギーやアトピーの原因になります。

そうならないためにも
≪晴れているときには窓を開けて換気する≫
≪除湿器を使用する≫
≪カビの餌になるホコリやフケなど貯めないように、こまめに掃除機をかける。≫

除湿器がない場合には、
干した洗濯物の真下などにクシャクシャにした新聞紙を敷いておくと除湿の効果もかなり期待できます。
洗濯物も早く乾くので、是非お試しください!

そしてカビと言えば「水虫」です!
なぜ?
と、思われた方もいると思いますが
水虫は
≪白癬菌(ハクセンキン)≫
というカビが皮膚に寄生する病気です。
このカビも、先程お話ししたカビ同様
湿度70%以上で急激に繁殖します。
ですから、室内のカビが気になり出す時期には水虫にも注意が必要なのです。

水虫は感染するご病気です。
そしてあまり知られておりませんが、
足から発症し、手やお顔などにも感染します。

初めはかゆみから始まり、
そのまま放置していると、
水ぶくれができたり、皮が剥けてきたり
症状はドンドン悪化していきます。

水虫は昔「治らない病気」
などと言われていたこともありましたが、現在ではそんなことはありません。

当医院でも水虫の治療をお受けしております。
水虫の完治は正しい治療が大切です。
また、感染力も強いため
ご家族などにも水虫の方がいらっしゃる場合は、再発しないためにも
ご一緒に治療を始められることをおすすめいたします。

また、
当医院にお越しいただいた患者様には、適切なお薬の処方や治療はもちろんですが
≪ご自宅でできるケア≫
の、お話もさせていただいております。
その一つが
「お風呂上がりのタオルの使い方」です。

 

 

 

 

 

 

 

お風呂上がりには、
頭から足首まで拭いていただく用のバスタオル、
足首から爪先用のハンドタオル等を用意し、
バスタオルでいつものように頭から足首まで拭いたあと、
ハンドタオルで足首から爪先までを、
お体を拭いた時間と同時間かけて拭きます。

バスマットを利用している方の中には、
わざわざ足の裏などは拭かない、
という方も少なくない様ですが、
それでは感染を広げる原因にもなりますし、何よりむれた足は水虫が最も好む環境です。
足先を清潔に、乾燥させることを心掛ける事は、水虫にならないための予防にもなります。
この時期は是非、お試しください!

水虫は、
男女や年齢問わずなりうる病気です。

恥ずかしいなどと思わずに、
かじたを頼って来ていたただければ
完治するまで共に頑張らせていただきますので、
是非、気軽に頼ってください。

では、みなさま!
梅雨もカビも吹き飛ばす勢いで
元気に過ごして参りましょう‼