皆さまお元気ですか?
院長の かじた です!

前回の通信から季節は代わり
もうすっかり秋ムードですね。
長らくお待たせして申し訳ありません!

皆さま夏はいかがお過ごしでしたか?
今年は意外にも涼しい日が多く、
例年のように、
エアコンが毎日フル稼働することもなく
長雨の影響で寒い日さえあり
長袖を慌てて出す事も!
医院には
「夏風邪かも…」と訪れる患者様も多くみられました。
寒暖差で体調を崩された方もいらっしゃると思いますが
今後もお気を付けください!

ニュースでも取り上げられていましたが
今年は冷夏・長雨だったため
「秋カビ」
が繁殖するための好条件の様です。
あまり使わなかったとしても
エアコンのフィルターのお掃除や
お風呂のカビ対策、
湿気の溜まりやすいお部屋などは
こまめに換気、お掃除を心がけ
元気に食欲の秋満喫しましょう。

さて、最近当医院には不慮の事故で
「スライサーで指先をおとしちゃいました」
「包丁で深く切ってしまいました」
「仕事中に機械に腕を挟まれた」
「転んで顔面に深い傷が…」
等のお怪我でいらっしゃる患者様が
大勢いらっしゃいます。

まず、お怪我をされた時、
突然の出血や痛みに
不安になると思いますが、治療が進み
出血が治まり痛みが取れ始めた頃に
「傷の痕はどうなるのだろう?」
と、だんだんと「傷痕」に
不安を抱える患者様は
少なくありません。

私は、患者様のお傷を
「出来る限り綺麗に治す」
を心がけています。

そのため、患者様にも頑張っていただきたい事があります。

そこで、不慮の事故等で
「お怪我をされた患者様が来院するまでどうしたら良いのか」
について、少しお話したいと思います。

 

 

 

 

 

 


近年では

インターネットの流通により、
患者様ご自身で、
お怪我をされた直後、
インターネット検索等でお調べ頂き、

出血が多いときには
「患部を心臓より高くあげる」
「強く押さえて止血する」
等の初期対処を実行し、
来院される頃にはちゃんと出血が止まっているということも少なくありません。
素晴らしい事だと思います!
しかし、
間違った対処方法をしてしまうと
綺麗に治せるはずのお傷が
綺麗に治らなくなってしまう場合もあり注意が必要です!!

例えば
包丁等で指先を切ってしまった患者様で
切ってしまった指先を
氷水の入ったビニール袋に入れ
「先生!取れた皮膚はすぐに氷水で冷して、縫うときにはくっつけてもらった方が良いって、ネットで見たので持ってきました!」
と、持参してくださる方がいらっしゃいます。
「冷やしながら取れてしまった皮膚等を持参する」
凄く素晴らしいことです!
取れた皮膚を患部元に戻すことで
治りも早いですし、何よりお傷が綺麗に治ります。
しかし、
ここで気を付けていただきたいのは

持参の方法です。

まず、取れてしまった皮膚等を
「氷水に直接入れてしまう」
のは、絶対にダメです‼
これではせっかくの皮膚が
使えない状態になってしまいます。
袋は3枚用意して
1つは氷水
1つは取れてしまった皮膚等
それを一緒に残りの袋に入れて持参してください。
怖い話ですが
指や足そのものを切断してしまった時も同様です‼
直接氷水に触れさせてはいけません。

とはいえ、
お怪我直後は動揺し、
正しい対処が出来ないことも多いと思います。

お怪我をされたら
お気軽に当医院にお電話下さい!
患者様が不安な最中にも関わらずしてくださった努力が無駄になら
できる限り元の生活に戻り
笑顔で過ごせるよう
私も力の限り頑張らせていただきます。

また、
他医院で縫合した傷痕で
お悩みの方のお傷も

当院で出来るだけ綺麗に治す処置を行なっております。
一言にお傷と言っても部位や深さで多様な種類がありますので、お傷にあった最適な処置が必要です。
また、受傷から日にちが経つと、
その処置が使えず、
縫い直しが必要になる場合もありますので、早めにご来院下さい!

患者様がお怪我が治った後にも
醜い傷痕によって不安な生活を送ることはとても残念なことです。
まずは、
是非 かじた を頼って来てください!!

患者様の人生に
傷痕ではなく
笑顔が残るように
一緒に頑張りましょう!